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ご報告掲載一覧

 

令和7年(2025年) 総務委員長の年頭ご挨拶

委員長 伊藤 紀幸

 謹賀新年 旧年中は大変有難うございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


さて、今年の日経新聞の元旦のトップ記事のキャッチフレーズは「逆転の世界、備えよ日本 強まる自国第一 貿易ルール瓦解」でした。
戦争は各地に飛び火し、ポピュリズムが台頭、自由貿易は形骸化する。世界を豊かにしてきたはずのグローバリゼーションが逆回転しているそうです。


米国では今月20日に、ドナルド・トランプ(78)が、再び第47代目大統領として第2次トランプ内閣を発足する予定です。
我が国など同盟国に軍事費の負担を迫り、世界各国に10〜20%の一律関税を課すと豪語し、2017年からの前回トランプ内閣よりも徹底した「自国第一主義」が始まります。
米国をはじめ民主主義国では国民の分断が進み、独裁色の強い為政者が生まれやすくなり、世界に広がる自国第一主義は国際協調の破綻を招き、保護貿易やブロック経済につながります。


日本に必要な備えは、あらゆる危機に対応できる財政やエネルギー、金融市場の余力にあり、国内政治において少数与党で政策が停滞することは許されない状況です。米欧がつくった国際秩序にただ従う姿勢はもう通用せず、企業も世界の供給網や販売網の再構築が不可欠になると、元旦のトップ記事に新聞報道されています。


「トランプ2.0」の幕開けの2025年がいよいよ始まりますが、予測不能の時代が始まるため、会員各位におかれても「瞬時の判断力」と「修正力」が求められます。


このように、世界情勢は不確実を多分に富んだ一年となり、「瞬時の判断力」と「修正力」が従来にも増して求めらそうですが、総務委員会としても、皆様のご意見を取り入れて、インボイス制度や電子帳簿保存法の定着支援や、LINEを通じた会員相互間の連絡手段の拡充、Web会議やメール通信など新たな時代の変化に対応すべく協議して参りたいと考えます。


本年が皆様にとり、健康第一で公私にわたり充実し、社業が発展することを祈念して、本年の年頭ご挨拶に代えさせて頂きます。本年も一年間宜しくお願い申し上げます。