間税会は、消費税を中心とした間接税の納税者と、当会の活動に賛同する方々で組織する団体です

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ご報告掲載一覧

 

2022/08 横浜中税務署長 福尾 八十美様よりご挨拶

横浜中税務署長
福尾 八十美(ふくお やそみ)

 初秋の候、横浜中間税会の皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 この度の定期人事異動で、横浜中税務署長を拝命し、国税庁東京派遣監督評価官室長より異動して参りました福尾でございます。前任の小俣署長同様よろしくお願い申し上げます。

 横浜中間税会におかれましては、「消費税 活かすみんなの 間接税」をキャッチフレーズに、消費税を中心とした間接税に関する唯一の税務関係団体として、税知識の習得・普及を図るとともに、税制への各種提言を行っております。また、「税の標語」発案の地としての活動実績をはじめ、区民祭りでの「世界の消費税」クリアファイル配布事業など、納税道義の高揚を図るため、幅広い事業を展開され、円滑な税務行政の運営に多大なご尽力をいただいており、心から敬意と感謝の意を表する次第であります。

 さて、国の最大の歳入税目となり、租税収入の中の基幹税となった消費税ですが、ご存じのとおり、令和5年10月1日から「適格請求書等保存方式」、いわゆる「インボイス制度」が実施されます。インボイス発行のためには、自主的に発行事業者へ登録申請していただく必要があり、その原則的な期限が来年3月31日と1年を切っております。登録申請自体は昨年10月1日から始まっていますが、課税事業者ベースでの申請割合が20%弱と非常に低調な状況にあります。もしこのままのペースでいくようなことがありますと、来年の確定申告時期である令和5年2月、3月に登録申請が集中することが考えられます。

 私どもといたしましては、組織一丸となって制度の周知・広報を進めてまいりたいと考えておりますので、横浜中間税会の皆様には、是非とも早期の登録申請をお願いするとともに、消費税にあまり馴染みのない事業者の方々へのインボイス制度の周知・広報につきまして、更なるご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 国税庁の使命は、「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する」ことでありますが、これを達成するには、皆さま方との連携・協調関係を一層深めていくことが必要不可欠であると考えております。今後とも良きパートナーとして、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

 私どもとしましても横浜中間税会活動への有益な情報の提供や各種説明会への講師派遣、税の標語の募集活動の支援など、できる限りの対応をさせていただく所存でございます。

 結びにあたり、横浜中間税会の益々のご発展並びに会員の皆様のご健勝とご事業のご繁栄を心から祈念いたしまして、着任のあいさつとさせていただきます。