2020/01/01 総務委員会より新年のご挨拶委員長 伊藤 紀幸
新年あけましておめでとうございます。 最近の世界情勢は、世界の株式時価総額は1年で17兆ドル(約1,850兆円)も増加し2001年以降最大の上げ幅、主要46市場のうち44か国・地域で株価上昇、米ダウ工業株30種平均や欧州、ブラジルの主要指数が相次ぎ最高値を更新、アメリカ経済も株高で11年連続景気拡大、日本も雇用率が改善されアベノミックスはある一面では奏功しており、世界経済は概ね明るいニュースが飛び交ってはいるものの、一方では、政治面を筆頭に不確実性が高いと言えましょう。例えば、米中の貿易戦争の懸念、香港での抗議デモ、日韓関係悪化、北朝鮮のミサイル問題、イギリスのEU離脱、欧州・日本での金融緩和政策(昨年、アメリカFRBは3度の利下げ、世界で50か国以上の中央銀行が緩和拡大)、超低金利による我が国での地銀統合の動き、我が国の消費税10%増税の影響、仮想通貨取引所のハッキング(不正流出)事件、先進国や中国・タイなどの高齢化社会問題と年金問題、フェイスブックなどのSNSやキャッシュレス化に伴う個人情報漏洩リスク、アメリカによるイラン司令官の攻撃などと世界の政治・経済情勢の不確実性は枚挙にいとまがないほどです。 一方、昨年は、新元号「令和」の時代の幕開けとなりましたが、天皇制度や元号も時代に即した形で進化しています。 つまり、現時点では世界経済は概ね好調のようではありますが、「不確実性」と「変化・進化への対応」が従来にも増して求められる昨今の状況と言えましょう。 総務委員会としても、皆様のご意見を取り入れて、創意工夫しつつ新たな時代の変化に対応して参りたいと考えます。 本年が皆様にとり公私にわたり充実し、社業が発展することを祈念して本年の年頭ご挨拶に代えさせて頂きます。今年も一年間宜しくお願い申し上げます。 |