2018/8 横浜中税務署長 曲沼 陽康様より着任のご挨拶
横浜中税務署長
曲沼 陽康
 初秋の候、横浜中間税会の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
この７月の異動で、東京国税局調査第四部次長から横浜中税務署長に就任いたしました曲沼（まがぬま）でございます。
横浜中間税会の皆様方におかれましては、平素から税務行政の円滑な運営に対しまして、深いご理解と多大なご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
横浜中税務署の管轄地域である中区及び西区は、神奈川県の行政と経済の中心地であり、また、横浜港の開港に伴い、古くから国際都市として発展した歴史を有し、歴史的建築物と近代的な街並みが融合する活気あふれる美しい街です。このような神奈川県の中でも特に重要な地域を担当させていただきますことは、大変光栄に思いますと同時に、職責の重さに身の引き締まる思いが致しております。
さて、皆様ご承知のとおり、消費税につきましては、来年10月から消費税率の10％への引上げと同時に飲食料品と新聞を対象とした軽減税率制度が実施され、また、平成35年10月からは、いわゆるインボイス制度が実施されます。
また、平成30年度の税制改正を見ますと、働き方の多様化を踏まえ個人所得課税の見直しが、デフレ脱却と経済再生に向けて賃上げや生産性向上のための税制上の措置が、さらに、中小企業の代替わりを促進する事業継承税制の拡充など、多岐にわたる内容となっています。
特に、利便性の高い納税環境を整備するとともに社会全体のコスト削減や企業の生産性向上の観点から、大規模法人に平成32年4月以降に開始する事業年度から電子申告が義務化されました。
これら多岐にわたる制度について円滑な実施が行われるよう、制度の周知・広報にも一層のお力添えをお願い申し上げます。
結びにあたりまして、横浜中間税会の益々のご発展と会員の皆様のご健勝、ご事業のご繁栄を心から祈念いたしまして、着任のあいさつとさせていただきます
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