2016/01/01 税制委員会より新年のご挨拶委員長 郡司掛 孝
新年明けましておめでとうございます。 昨年暮れに政府の推し進める1億総活躍社会を目指して経済の好循環を確実にするための平成28年度与党税制改正大綱が発表になりました。 消費税については平成29年4月の10%への増税の折り、低所得者対策として酒類及び外食を除く飲食料品と新聞の定期購読料を対象品目として軽減税率を導入することになります。 間税会としては消費税については単一税率の維持を、低所得者対策は別の施策を主張しておりましたが上記のような政治決着を見たようです。ただ、軽減税率導入のための財源問題が先送りされている現状ではあります。 さて、いよいよマイナンバー制度が始まりました。社会保障、税、災害対策の3分野で利用されますが、皆様のお手元には「通知カード」が届いているかと思います。ご自身で大切に保管、管理しなければなりません。事業者においては源泉徴収票作成、社会保険関係手続、支払調書作成等に必要となるため社員や報酬支払先等からマイナンバーの提供を受けますが、その管理も大変神経を使うものになるようです。 今後も研修会等を通じて間税会全体で勉強してまいりたいと存じます。本年もよろしくお願い申し上げます。 |