2012/01/01 女性部よりご挨拶女性部
部長 森田律子 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中のご災厄をお見舞い致します。昨年の東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り するとともに、被災された方々に改めてここにお見舞い申し上げます。そして本年のご再建ご繁栄を 心よりお祈り申し上げる次第でございます。
横浜中間税会会員の皆様方には、いつも多大なるご理解とご協力を賜り、誠に有り難うございます。
さて2011年の活動報告と致しましては、昨年10月25日、港の見える公園内にあるホテル 「KKRポートヒル横浜」の宴会場ラメールにおいて、「縁切寺」あるいは「駆込み寺」として 大変有名な、鎌倉・東慶寺ご住職である井上正道様を講師にお迎えしての講演会を行いました。
鎌倉・東慶寺とは、弘安8年、北条時宗の妻、覚山尼(かくざんに)の創建として伝えられている 臨済宗のお寺です。夫側からの離縁状交付にのみに限られていた当時の離婚制度において、縁切寺 として妻を保護するお寺でありました。明治35年、男僧寺に改められましたが、かつて尼寺として 栄え、寺内に駆込んだ女性は3年間修行すれば夫と離縁することができました。そのため「駆込み寺」 という名でも知られております。 ウメやアジサイ、ショウブなど四季折々の花が咲く境内には本尊の 釈迦如来坐像を安置する泰平殿、その脇に水月堂とよばれる観音堂が建つ。本堂そばの松岡宝蔵では、 聖観音立像、初音蒔絵火取母(はつねまきえひとりも)などの重要文化財や縁切り文書を展示されて おり、参道奥の墓地は多くの文人が眠っている場所でもあります。しかし現在では逆に「縁結び寺」 としての御利益もあると知られるようになり、打って変わって良縁を求めて多くの人が訪れるように なってきたそうです。
講演会ではこれらお寺のお話もさることながら、日頃より私達が心がけることとして「命をいただく」 というお話をされました。私達は毎日、動植物の「いのち」を頂くことによって生きていて、人間は 動植物の「いのち」を頂いて自分の「いのち」をつないでいるのだから、常々感謝の気持を忘れては いけないと再認識しました。
こういった大変有名なお寺のご住職でいらっしゃるにもかかわらず、ゴルフとカラオケが大好きという エピソードも交えてお話し頂き、また一見ご住職様には見えない外見でいらっしゃるということもあり 気さくな一面から、親しみやすさも感じました。
宗教法人はよく納税しないと耳にするが実際はどのようにしていらっしゃるのですか?という中間税会 ならではの質問が飛び出す場面もありましたが、きちんと納税してらっしゃるというお答えでした。
とても興味深いお話で、講演会もあっという間に終わり、引き続き同じ会場にて懇親会となりましたが、 井上住職様にもご出席頂きまして、大変和やかな会となりました。
大西会長はじめ親会から、お忙しい中、沢山のご参加を賜り、華を添えて頂きましたこと、心より御礼 申し上げます。本当に有り難うございました。
今年も女性部として、色々な企画をしてまいりたいと意気込んでおります。是非ともその際には奮って ご参加下さい。2012年も昨年同様、横浜中間税会および女性部の活動にお力添え賜りますように、 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 |